議会改革

議会改革


議会改革特別委員会の議員研修会風景です


今日までの実施状況


審議会委員就任辞退の
申し入れ


審議会委員辞退の議会対応


審議会委員辞退の考え方と
問題点

議会改革 私の意見
某市議会の視察を受けて

    議会改革特別委員会    平成16年9月から
議員定数を22名から18名に

 

綾部市議会では近年集中して多くの議会改革を進めてきました。
今では当たり前になっていることが多くありますが、当時は先進的取り組みとして注目されました。
その内容を紹介します。

   
                                           
 

今日までの実施状況

  
1、議員定数等検討委員会(H9.1〜HlO.8)で決定し、既に実施している(された)もの 

    (注)議員定数等検討委員会(まず議員定数の見直しを行うが引き続いて議会改革を進める委員会として発足)

@平成10年8月の選挙から議員定数を24人から22人へ削減。
A全員協議会の毎月開催(定例会の月は除く)と議会報の発行。
B常設特別委員会を2減1増の見直し。
C予算・決算審査の見直し。
  ・本会議での予算(決算)の詳細説明の実施(平成10年3月定例会から実施)
  ・予算委員会の構成を、議長が採決の本会議までに委員会で賛否を表明することを避けるために、議長を除き、決算審査では議長と監査委員を除いて全員で構成。
D常任委員会を経済水道と建設を統合し産業建設にして4委員会を3委員会に削減。
E議長の常任委員会委員の辞任(予算委員会と同様)
F審議会等へ議員が参画しない。(2っを除いては就任をしない)

2 第13期(10.9.1〜)の会派代表者会で決定し、既に実施しているもの。

@年1回、3月定例会の一般質問初日を日曜議会とし、代表質問制を導入。
A一般質問(代表質問)における質問回数を30分を3回から30分を2回に見直し。
B予算・決算審査の見直し
  ・従来の分科会方式を全員審査方式に変更し、本会議での詳細説明の廃止。
  
・予算審査特別委員会の初日を本会議を補完する質疑の場として総括質疑の実施。
C議員の費用弁償の廃止(従来2,000円/1日)。
D会議における委員長報告を経過や討議の内容を詳細に述べるよう是正。
E市政調査研究費を、年6万円から10万円に見直し。
F行政視察について、特別委員会の行政視察の廃止し海外視察を凍結。
G庶務係を庶務調査係にし事務局機能を充実。
H議会だよりの編集委員会改組と年2回の増ページを行い充実。
I議会独自の情報公開条例を制定(別サイトに全文掲載)
J近隣市議会で行う研修会に相互に出席する。(平成12年は綾部市で実施)

K説明員の会議出席要求
  ・平成13年9月より会計課長、監査委員会事務局長、公平委員会事務局
   長、農業委員会事務局長、選挙管理委員会事務局長については、出席要求はしない。
   ただし、発言通告により事前に一定の判断がつく場合は、あらかじ
   め出席要求をする。
L議会役員及び常任・議運委員の任期を2年とする(14期から)
MFMあやべ放送(14期から)
  ・1議員につき年1回の放送。放送時間は1時間以内(ただし、質問答弁時間が1時問を超える場合
   は1回目の質問と答弁とする。
   1定例会当たりの放送する議員は5〜6人。 

3 第14期で決定した議会改革の主なもの

@議員報酬の削減
  3年問5パーセントの削減
A議長選挙時、理事者の出席要求はしない。(16年9月から)
B会期日程表の配布
  現在、議運終了後、全議員に議案と同時に配布。本会議当日は、変更がない限り配布しない。
C議案の配布
  議案や、各課からの報告文書(記者発表等)については、議員の机上配布。緊急の場合は、各議員宅にFAX送信にて行う。
D質疑応答の時問短縮
  一般質問・総括質疑における、質疑・答弁の時間短縮。
  議長から市長に答弁の簡略化要望。
  議員は質問について努力。
E個人情報保護条例について
  市が平成15年6月定例会にて個人情報保護条例を提案予定。
  議会独白では制定せず、市の条例にも入らない。
  (市は個人情報保護条例を提案予定中)
F行政視察について
  現在、10万円を限度に毎年各常任委員会と議会運営委員会が行政視察を実施。
  しかし、今期から常任委員会等の任期が「申し合わせ」により、2年間になったこと
  から、視察についても2年に1回とする。
  また、多様な視察先に対応できるよう12万円とする。
  議会運営委員会14年度、16年度常任委員会15年度、17年度
G会派調査研究費について
  年1回調査研究費の使途について、自主公開を議員に行い透明性を確保する。
H経費節減策について
  (1)綾部市公報の配布
   現在、全議員に配布。これを会派に配布する。
  (2)入札結果表の配布
   現在、全議員に配布。これを会派に配布する。
  (3)市道路線台帳の配布
   現在、全議員に毎年配布。これを会派に配布する。  
I庁舎管理について
  退室時の施錠・照明・ポツト、空調等の電源オフ。火の用心(灰皿)。
  湯茶の準備、片付け及び清掃は各会派で実施。
J議長車の有効活用について
  議会優先し、他課にも貸し出しをする。議員の議会用務にも使用。
K議会のIT化の促進について
  各会派に、当面1台のパソコンを設置し、情報通信を可能にする。
   インターネットによる情報収集は必要。
    議事録や市例規集がLANによって接続される可能性。
    また、議会の広報・公聴、情報公開の観点から、議会ホームページの
    開設を。将来的には、各議員へのメール送信も検討すべき。
L本会議における予算(決算)委員会の委員長報告の省略
  本来、委員長報告は、委員外委員に対し行うものと解釈する。
  予算審査特別委員会など、全議員で(議長、監査委員を除く場合があるカミ)構成する委員会の委員長報告を省略する。

4、平成16年10月に設置した議会改革特別委員会で決定した改革の主なもの

 ◆ 本会議関連

1、理事者に対面した議員発言席を設置し、一問一答制を平成17年3月定例会より試行実施し、9月定例会から本格的実施。

 但し@すべて一問一答。A1回目は一括質問一括答弁、2回目以降は一問一答の選択制とし、質問の場所は@一問一答は質問席。A1回目一括質問の場合は演壇。2回目以降は質問席。
 質問時間は1人30分として質問者数×30分で会派にて時間管理する。
 
2、決算議案上程の監査報告を本会議場で監査委員から口頭説明を受ける。

3、採決時に各議員が賛否いずれの立場をとったのか14期当初にさかのぼり議事録の補足資料として記録する。

 ◆ 常任委員会関連

1、所管事務調査として政策形成過程の段階から積極的に取り組む為に各種審議会の日程を議会事務局で把握し、傍聴可・不可も含めて議会掲示板で全議員に通知する。

2、議会中の委員会は原則として一日一委員会開催とする。

3、意見調整の時間を議員同士の討論の場として充実させ、議会としての「意見」にまとめる努力をする。両論がある場合は、両論併記とする。

4、各委員会で対象を選択し、卓上及び現地において事業やイベントの行政効果や補助金効果のチェックを計画的、日常的に実施する。

 ◆ 特別委員会関連

1、開催日時、審議事項について議会掲示板で全議員に通知する。

 ◆ 請願・陳情関連

1、市道編入、市道改修について請願を先行させる手順を自粛するよう地域に求めるとともに、行政も議会請願の採択を先行させてほしいという姿勢を改め、市道認定申請書にて処理をする。

2、請願を「継続審査」とした場合も、議長より理由を付して市民にわかりやすく回答する。

 ◆ 審議会関連

1、各種審議会の会議録を行政情報コーナーの資料に加える。
2、各種審議会の日程を議会事務局で把握し議会掲示板で全議員に通知する。

 ◆ 議員定数関連

1、議員定数は削減する。そして、定数は18名とする。という特別委員会の結論に至り、平成17年9月議会に定数削減を決定。


                                                      

                                                    綾議第70号
                                                                平成10年7月6日
 綾 部 市 長
     四 方 八 洲 男  様
                                                               綾 部 市 議 会
                                                            議 長  佐々木 幹夫

                 
「市議会議員の審議会等への参画の見直し」について
                              (申入れ)

 市議会では、行財政改革及び地方分権の推進に対応した義会運営のあり方について検討をするため、平成8年12月に「綾部市議会議員定数等検討委員会」を設置し、16回に及ぶ協議・検討を重ねるなかで、議員定数の削減、委員会条例の改正など実施・検討を行ってきました。
 こうしたなかで、市が設置する各種審議会等に議員が委員として就任することは、審議会という政策形成過程に議員が参画することで、議会における事態を円滑にするという側面がある一方で、立法機関と執行機関との機関対立型をとる民主的な地方制度の本来の趣旨に反することでもあり、執行機関に対し、批判、監視、牽制すべき議会本来の権能である審議権と市政執行権の分野を、お互いに守る基本的態度が必要であるという結論に達しました。
 ついては、検討委員会の結果を踏まえ、地方自治新時代における「市議会の一層の活性化」を図るための一つの方策として、法令に定めのあるものを除き、別紙一覧表の各種審議会等への委員には就任しないことを、議員全員の合意により決定し、平成10年8月31日の第12期の議員任期満了をもって辞退することとしましたので、この旨申し入れます。
 なお、各種審議会等へ諮問された内容及び、審議内容、報告書、答申等は速やかに所管の委員会等へ報告いただくことを申し添えます。
                                                               平成10年7月6日


     「市議会議員が市が設置する各種審議会等に就任しないこと」について

 このことについて、本日(6日)午後、佐々木議長が四方市長に申しいれを行いました。

                     記

1 要旨及び参画しない審議会等は、別紙のとおり。
2 対象件数       
67件 (現就任議員延人数 66人)
3 委員辞退年月日   平成10年8月31日(市議会議員第12期の任期満了日)
4 委員の辞退をしないもの(法令等の規定によるもの)  2件
             @民生委員推薦会委員
             A中丹伝染病隔離病舎組合議員

       議員が委員等に就任しない審議会等の一覧

1 綾部市功労者表彰審査委員会
2 綾部市分野別功績者顕彰審査委員会
3 綾部市振興計画審議会
4 綾部市行財政健全化審議会
5 綾部市地域高度情報化推進協議会
6 綾部市市制施行記念事業堆進委員会
7 綾部市町名等審議会
8 綾部市特別職報酬等審議会
9 綾部市特別土地保有税審議会
10 綾部市市有財産処理委員会
11 綾部市国民健康保険運営協議会
12 綾部市交通災害共済審査委員会
13 綾部市環境審議会
14 綾部市環境衛生審議会
15 綾部市同和事業推進委員会
16 綾部市隣保館運営審議会
17 綾部市児童対策審議会
18 綾部市障害者施策推進協議会
19 綾部市高齢者対策推進協議会
20 綾部市医療問題協議会
21 綾部市健康づくり堆進協議会
22 綾部市商工観光振興対策委員会
23 綾部市東部地域観光開発整備推進協議会
24 黒谷和紙産業活性化委員会
25 綾部市人材開発協議会
26 綾部市人材開発ビジョン策定委員会
27 綾部市ふるさと産品開発委員会
28 綾部市イベント開発委員会
29 綾部市商業ビジョン策定委員会
30 綾部市観光振興企画協議会
31 綾部市産業近代化ビジョン作成委員会
32 綾部市同和地区産業振興実施計画検討委員会 
33 綾部市農業振興協議会
34 綾部市林業構造改善事業協議会 

35 綾部市有害鳥獣駆除対策協議会
36 綾部市農林業者労働災害共済辛査委員会
37 綾部市自然体養村管理センター運営審議会
38 綾部市松くい虫被害対策協議会
39 綾部市林業振興地域育成対策協議会
40 綾部市茶振興ビジョン策定委員会
41 綾部市農業集落排水審議会
42 綾部市営土地改良事業換地評価委員会
43 綾部市営住宅入居者選考委員会
44 綾部市都市計画審議会(平成12年法制化により削除)
45 綾部都市計画事業西町土地区画整理審議会
46 綾部市公共下水道審議会
47 綾部市住宅・工業団地土地区画整理審議会
48 綾部市水防協議会
49 綾部市簡易水道審議会
50 綾部市上水道運営委員会
51 綾部市育英資金評議委員会
52 綾部市立学校教職員結核審査委員会
53 綾部市適正就学指導委員会
54 綾部市学校教育課題検討委員会
55 綾部市公民館運営審議会(中央公民館)
56 綾部市図書館協議会
57 綾部市文化財審議会
58 綾部市社会教育委員
59 綾部市生涯学習推進市民会議
60 綾部市明るい選挙堆進協議会
61 綾部市小作料協議会
62 財団法人綾部市医療企社
63 財団法人綾部市商工振興公社
64 綾部市土地開発公社
65 株式全社FMあやべ
66 財団法人綾部市みどり公社
67 社団法人綾部市シルバー人材センター
 


議員が審議会等委員に就任しないことに関する議会対応について
                                                  

 
 市が設置する審議会、委員会等における審議内容については、概ね下記の要領により、直近の関係常任(特別)委員会又は、全員協議会等へ報告をするものとする.
                                    記
1 報告対象審議会等
(1)別紙一覧表のとおり
  ただし、廃止など設置の見直しが行われたものは除く

2 報告の基準
(1)審議期間が長期間(1年間若しくはそれ以上)になると考えられるもの
  【例】・振興計画審議会 ・行財政健全化審議会 ・環境審議会などについては、
  @諮問等の行為時点(取組み時点)
  A中間時点(一定の区切りのついた時点)
  B答申等とりまとめの時点(終了時点)

(2)審議期間が短期間(1年以内若しくは1−2回程度)で終了すると考えられるもの
  【例】・特別職報酬等審議金 ・市有財産処理委員会 ・国民健康保険運営協議会・農業集落排水審議会 ・都市計画審議会・公共下水道審議会 ・簡易水道審議会 ・上水道運営委員会などについては、
  @諮問等の行為時点(取組み時点)
  A答申等とりまとめの時点(終了時点)
  ただし、上記行為が1回で終了する場合は、終了時点のみとする.
(3)その他のもの
  以下の件については、適時報告するものとする。
  (新聞発表のある場合には、事前に正・副議長、各派代表者に報告のこと)
  【例】・大型プロジェクト事業の進捗状況(計画変更も含む)
     ・災害対策など急を要するもの
     ・別表以外で、市が設置している懇談会等
     (まちづくり懇談会、キラリとひかる市役所づくり懇話会など)
     ・その他

3 市の基本的施策に係るもので、計画策定等を外部(民間)に委託を行ったもの
  【例】・市立病院第2次整備計画などについては、委託終了時の計画書(報告書)などの成果品でもって全員協議会に報告を行うものとする。

4 報告資料
 (1)審議会等に提出した資料(諮問文、答申文など)
 (議会報告用の新たな資料作成は不要)
(2)計画書等の成果品

5 その他
 (1)その他については、市執行部側と議会とで随時協議を行う。


市の付属機関等(審議会、委員会など)の委員に議員が就任することの可否について
  (
その考え方と問題点
                                                

 
1 地方自治法上必置規定とされている委員会及び委員(教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、また、法律よる義務付け=農業委員会、固定資産評価審査委員会)以外については、各市町村は独自の条例等で付属機関の設置が出来ることとされている。

2 この付属機関等は、執行機関の行政執行のためのものであり、執行機関が意思決定をし、執行をするために必要な補助的事務を分担するものである。

3 各々の市町村では、条例等に基づきこうした「00委員会」「××審議会」といつた各種の組織が設置され、行政側の一方的な人選により、市議会義員、学識経験者、市職員、市民等々で構成されて、「広く市民の声を聞く」という大命題のもとに、執行機関だけでは「責任が重い」行政施策について、その責任度を「薄める」この種のやり方が多く取り入れられている。

4 しかし、このやり方は違法ではないが
  @市民の声は聞いた  
  A市議会の書見・要望も入れた 
  B有識者の判断もしてもらった
  など、執行機関に「おスミ付き」を与えるとともに、往々にして執行機関の下請的機関化しているきらいがあり、議会の審議権軽視につながっている場合もある。

5 議会本来の権能として、議会は理事者(執行機関)に対し、批判、監視、牽制すべき立場に置かれているのであり、執行機関と同じ行為をし、同じ立場に立つとすれば、本来のその権能を放棄することになる。

6 従って、責任の所在を明確にし、執行に当たっては問題点の整理も含め、理事者に行わせるべきであり、議会側としては
  @執行権への介入
  A越権行為
  に、十分注意を払い、審議権と執行権の分野をお互いに守ることが、基本的態度である。

7 こうしたことから、
執行機関側が設置する「審議会等」の委員に、議会側から関与することは、就任しても違法ではないが好ましいことではないと考えられる。

8 この件については、行政実例がある。
 ・S.28.7.1=「付属機関は、執行機関に付属して置かれる調停、審査、諮問、調査のための機関で、法律又は条例の定めるところにより置かれているものであるが、議決機関の構成員である議員が、これらの委員の職に就くことは違法ではないが、適当ではない。」

9 これらのことから、綾部市議会としては、議会の自主性、審議権などを考慮し、「審議会等」への委員就任は見合わせることとする。

10 しかし、委員就任をしない場合、議会審議を法的に義務付けられているものを除き、議会側の関与が低くなることが考えられる。議会側が従来以上に委員会(常任、特別)等で審議するとしても、おのずと限界があり、議会側の「知らぬ間」に事が運ばれる可能性がある。いわゆる審議権の及ばないケースが相当出て来るのではないかと思われる。

11 積極的にしろ、消極的にしろ議員が委員に就任していることで、行政側を牽制し、また、議員自らも意見を述べ、多くの情報を得るといったことが失われるが、これを補完するために、
議会に報告すべき内容を定めることとする。

12 その他
@各種市民(民間)団体、自治会、PTAなど、議員が自らの活動によって役職等につき、その団体から各々の審議会等の委員に就任を求められる場合は、別の役員を派遣するなどの措置を講ずるべき。
A議会役職によるの充て職も辞退するべき。
私の意見


☆☆☆ 議会改革 私の意見 ☆☆☆

ある市議会の議員団が私のホームページの議会改革を参考に綾部市議会に視察に来ていただきました。その際に持参された検討項目に私の意見を書き加えました。
    1 議会の組織・権限・機能等について
                              
@ 組織


検討項目◇三役人事のあり方及び任期。決定までの過程を隠さない。

私の意見
◆会派制をとる限り、人物より「議員数と当選回数」で役職の取り合う構図になります。綾部市議会では会派代表者で会派の役職希望を持ち寄り、協議しては会派に持ち帰る方法を採っています。私も会派の会長は7回目ですが、過程の中で公表しない方が良い内容も多くあります。それより、議案審議より役員人事の方が盛り上がるのが情けない。

検討項目◇会派のあり方(廃止すべきでは?議員は平等)

私の意見
◆とかく会派は役職を取るためや市長与党体制を固めるために、ただ「群れている」という傾向になりがちです。しかし、会派は政策集団です。これからの会派活動は行政評価や政策提言に加えて、市民と情報を共有してまちづくりを語り合う機会を作ることが重要だと思います。また会派を超えて市民との意見交換の機会を多く持ち政策を形成していくことも必要です。この思いもあり、私のホームページにある「あやべ塾」を設立しました。

検討項目◇議員同士あるいは議員全員で協議する場を作る。

私の意見
◆議会は本会議でお互い言い放しの「討論」がありますが、基本的に議員同士が意見を交わす仕組みがありません。ただ議題によります。
  綾部市議会では「綾部市議会議会独自の情報公開条例」の策定と「市町村合併」で議員同士の協議の場を作りました。(詳細はホームページ)
ただ、困るのは、寄らば大樹系議員が論議に参加できなかったり、共産党系議員との論戦に役に立たない場合があることです。

A 権能

検討項目◇意見書を国に送付する事を求める請願があった場合、現状可決されても国に送付しない事としており、他市同様自動的に送付するようにする。

私の意見
◆それは変だ。理由は何かあるのでしょうが願意が反映されていない。例えば共産党系が出した請願が地域住民の手前、反対しにくい内容なので議会は通すが国に意見書は送らない、というパターンでしょうか?それなら勇気を持って不採択にするか、相打ちにする請願を出して意見書を出すかでしょう。

検討項目◇3役任期の改定

私の意見
◆綾部市議会は2年任期にしましたがポイントは選挙前に決めることです。議長候補3番手4番手議員は、選挙後の新議員が決めることだと引き延ばしを図ることがありますが、それではいつまでたっても改訂は出来ません。

検討項目◇会派控室の名称を改め、会派室にする。控えの場でなく実質的に仕事を行う場にする。会派のあり方についても議論を行い、意見を統一しておく。

私の意見
◆会派室で良いと思います。会派のあり方ですが、一番情けないのは、市長与党だから議案に文句を言わないのが会派の意志だと思っている議員がいること。 

2 議会審議の充実について
                               
検討項目◇陳情の披いを議場の配布ではなく、他市同様、審議するようにする。

私の意見
◆本市も基本は、「ご覧ください」ですが、常任委員会に資料を付けて出し、意見書提出の願いがある時に審議すべきという議員の発言があれば常任委員会の議題にあげ内容によっては意見書を提出する場合もあります。大切なことは、願意の真意を見抜く議員の感受性です。

検討項目◇議員研修会、会派視察、委員会視察のあり方

私の意見
◆おおらかに考えてもいいのですが、議員の中には、いまだに慰安旅行の感覚を持っている人もあります。全国には参考になる先進市町村合併が多くあります。インターネットを大いに活用して、テーマをしっかり定めてください。

検討項目◇委員会における行政報告の取り扱い(閉会中の報告の実施)
検討項目◇請願の紹介議員に対する質疑


私の意見
◆議員が自主的に説明する場合と議員に質問する場合があります。ただ、詳細まで説明できない場合は、傍聴に来ている請願提出者に説明を求めることもあります。ただし、この時は委員会は休憩中という手続きにしています。

検討項目◇政務調査費の額の妥当性
検討項目◇予算・決算時の一般質間のあり方
検討項目◇視察のあり方
-----
検討項目◇議員の政策立案についての研修会を行う一内容・やり方など


私の意見
◆政策立案は個人もしくは一定の集団で自主的に能力を高める努力が必要です。そこに市長と対等の立場にある議員の値打ちがあると思います。綾部市議会独自の情報公開条例は私一人で原案を作成しました。本会議でこの議案を全会一致で可決したとき、私の顔をじっと見つめる市長の視線を心地よく思い出します。

検討項目◇議会の課題について、議会史編集委員から意見を聞く研修会を行う。  

私の意見
◆貴市図書館にもそなえられていると思いますが、自治日報に連載されている「地方議会日誌」をまとめた冊子があります。参考になりますよ。

  3 議会の公開と情報提供

  @ 透明性の担保


検討項目◇本会議のCATV及びネットでの中継

私の意見
◆本会議の生中継は最近、多くなりましたね。ただ、議事録抹消発言や訂正すべき発言がストレートに流れますから、放映する際にはその注釈が必要です。

検討項目◇ネット上での委員会会議録の公開

私の意見◆綾部市議会でも今、事務局でホームページを作る作業を進めています。問題は、更新やメンテを誰がやるかです。議員で出来れば一番いいのですが。

検討項目◇情報公開の面から休憩と呼ばれる非公開、非記録制度を無くす。
      ◇非公開の各派代表者会議を無くすか、全面公開とする。
      ◇非公開の与党会議を無くすか、全面公開とする。
      ◇議長交際費の支出基準・及び支出内容の全面公開
      ◇本会議における賛否一覧の公開


私の意見
◆綾部市議会議会独自の情報公開条例で全て、何人にも公開としました。自ら立候補をして選挙で選ばれた議員が議会で行う全ての発言は公式ですから公開するのが当然です。それが真の「言論の府」の姿です。
  しかし、賛否個人名は記録していません。これからの課題です。

検討項目◇議場のカメラ取材の自由化
-----
検討項目◇委員会における傍聴許可制度はいかがなものか。


私の意見
◆綾部市議会も部屋のスペースを理由に議員と同数に制限しています。しかし、苦肉の策として、数年前、隣の部屋を開け放し、委員会室とは違う部屋から傍聴してもらったこともあります。

A市民が政策形成に参加する場の提供

検討項目◇本会議での一般質問及び最終目を、土日又は夜問に開催する.
検討項目◇各種委員会を、土日又は夜間に開催する
-----
検討項目◇市民の意見を聞く会の開催


私の意見
◆市町村合併特別委員会で「議会の意思形成過程に市民と情報を共有して意見交換会」を行いました。初めての試みだったので戸惑いと反対がありましたが、賛成議員を中心に押し切り開催しました。結果、当初反対していた議員達も「よかった」なんて言っています。

検討項目◇市議会の広報誌をもっと内容の濃いものにする。

私の意見
◆その第一歩は議員が編集することです。議会事務局では踏み込んだ記事は作れません。

検討項目◇議員すべてにパソコンを持たせメールをアドレスを持たせて市民の声を聞く。

私の意見
◆もっと市民の声を聞いてこい!と言いたい位の議員がいますが、「声がすれば聞く」議員と、「声を求めて聞く」議員との差は自ずと出てきます。

検討項目◇控え室にファクシミリの貸与及びインターネット接続

私の意見
◆本市議会でもこの秋にやっとインターネット接続パソコンが各会派に設置されます。

検討項目◇本会議の土日目・平日夜間開催
検討項目◇CATVによる同時中継や再放送
検討項目◇議会の市民参加のあり方について検討し実践する。

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4 議会事務局機能の充実強化について  

検討項目◇議会事務局のバックアップによる政策等調査力の強化

私の意見
◆これは必要です。しかし、前提となるのは議員自身の政策・調査の実力です。その基礎があってこそ事務局のバックアップが生きてきます。

5 その他
                               
検討項目◇給与を市からもらっているのに、行政委員会(都市計画審議会等)で日当1万円を受け取る事の廃止
検討項目◇表彰制度の廃止
検討項目◇議場のバリアフリー化
検討項目◇旅費規程の見直し(ツアーを組むなど、安く行ける方法があるのにそれを実行できないのは何故?)
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検討項目◇議員バッジの廃止


私の意見
◆議員バッジは、権威を示すものでなく、議員として選ばれた責任を表示するものです。議員の資格を示す方法は各国様々ですが、議員バッジは日本人的風土上にある責任表示ですから、私は居酒屋に飲みに行くからといってバッチをはずすようなことはしません。

検討項目◇※我々は、市民不在のまま議会が進んでしまうことに危機感を覚える。
 三役人事を始めとして、市民の皆さん一人一人に見てもらうことが必要な場面はたくさんある。その意味から、まずは、議会の公開及び情報提供につき、重視することとしたい。

検討項目◇※議会は特別な存在ではない。市民の目線で考えた場合、当然に実行すべきものはすぐに実行するというスタンスでこのあり方委員会における議論を活発化させていきたい。


私の意見
◆その通りです。議会制民主主義である以上、議員及び議会はそれぞれの責務があります。市民不在の議員活動をする議員が、議会を閉鎖的な場所にし、市民と議会の距離を遠ざけています。お互いに時代を切り拓く議員として、風を切って前へ前へと進みましょう。


議会改革特別委員会

議会改革特別委員会検討事項

この検討事項は平成16年10月5日の第1回議会改革特別委員会に提出された内容をそのまま掲載しています。
これを基に今後検討を進めていく「意思形成過程」の情報であることをご承知ください。
この内容に関するご意見・問い合わせは
sasakipgold.ocn.ne.jp
までお願いいたします

1 本会議関連
  提案事項

@ 一般質問の活性化として一問一答制を検討
A 討論の場を充実させる
B 監査報告を本会議場または委員会で監査委員から説明を受ける
C 採決時に各議員が賛否いずれの立場をとったのか議事録の補足資料 として記録
D 議場のバリアフリー化
E 理事者に対面した議員発言席の設置
F 日曜議会について
G 議員体験者を募集する      
  任期:1定例会期とする。資格:綾部市に投票権有する人。出席:すべての会議。議席:傍聴席。発言:本会議なし、委員会は発言できる。人数:各会派から1名。報酬:@無報酬A旅費日当相当額B綾部市の旅費規程に準ずる。報告:市民に公開して体験報告会を開催する。
H本会議、委員会等を公民館などで開催する

 ● 改革実施内容

1、理事者に対面した議員発言席を設置し、一問一答制を平成17年3月定例会より試行実 施し、9月定例会から本格 的実施。

 但し@すべて一問一答。A1回目は一括質問一括答弁、2回目以降は一問一答の選択制とし、質問の場所は@一問一答は質問席。A1回目一括質問の場合は演壇。2回目以降は質問席。
 質問時間は1人30分として質問者数×30分で会派にて時間管理する。
 
2、決算議案上程の監査報告を本会議場で監査委員から口頭説明を受ける。

3、採決時に各議員が賛否いずれの立場をとったのか14期当初にさかのぼり議事録の補足資料として記録する。
2 常任委員会関連
 提案事項

@ 委員会数の見直しと活性化  
A 所管事務調査として政策形成過程の段階から積極的に取り組む
B 定例会開催中・閉会中を問わず、所管事務事項の調査・研究のため委員会を開催する
C 議会中の委員会は原則として一日一委員会開催とする
D 委員会傍聴について傍聴券と傍聴人の定員を廃止する
E 開催日時、審議事項について全議員へ通知する
F 意見調整の時間を議員同士及び職員が加わった討論の場として充実させる
G 事業、イベントの行政効果や補助金効果のチェックを計画的、日常的に実施
H 特定の課題について勉強会を増やす
I 常任委員会を夜間に開催する

 ● 改革実施内容
1、所管事務調査として政策形成過程の段階から積極的に取り組む為に各種審議会の日程を議会事務局で把握し、傍聴可・不可も含めて議会掲示板で全議員に通知する。

2、議会中の委員会は原則として一日一委員会開催とする。

3、意見調整の時間を議員同士の討論の場として充実させ、議会としての「意見」にまとめる努力をする。両論がある場合は、両論併記とする。

4、各委員会で対象を選択し、卓上及び現地において事業やイベントの行政効果や補助金効果のチェックを計画的、日常的に実施する。
3 特別委員会関連
 提案事項

@ 委員会数の見直しと活性化
A 決算審査特別委員会設置後、必要書類の閲覧をできるようにする
B 開催日時、審議事項について全議員へ通知する
C 特定の課題について勉強会を増やす

 ● 改革実施内容
1、開催日時、審議事項について議会掲示板で全議員に通知する。
4 請願・陳情関連
 提案事項

@ 市道編入、市道改修について請願を先行させる手順を自粛するよう地域に求める
A 行政も議会請願の採択を先行させてほしいという姿勢を改める
B 「願」や「情」という言葉の改善を検討する

 ● 改革実施内容
1、市道編入、市道改修について請願を先行させる手順を自粛するよう地域に求めるとともに、行政も議会請願の採択を先行させてほしいという姿勢を改め、市道認定申請書にて処理をする。
1、請願を「継続審査」とした場合も、議長より理由を付して市民にわかりやすく回答する。
5 審議会関連
 提案事項

@ 審議会等の会議録の提示
A 各種審議会の日程を議会事務局で把握し議員の問い合わせに応える。
   または全議員に通知する

 ● 改革実施内容

1、各種審議会の会議録を行政情報コーナーの資料に加える。
2、各種審議会の日程を議会事務局で把握し議会掲示板で全議員に通知する。
6 広報・公聴関連
 提案事項

@ 議会報告会等を積極的に開催し市民の声を十分聞き反映させる
A 議会のホームページについて
B 議会だよりを改善する

 ● 改革実施内容

1、ホームページを作成し、議会日程、議事録、議員紹介等を掲載する。
7 議員定数関連
 提案事項

@ 議員定数について

 ● 改革実施内容
1、議員定数削減を9月議会で提案

《提案内容》

 議会改革特別委員会は昨年9月議会で設置以来、17回にわたり、調査・研究、議員同志の論議を重ねてまいりました。その結果として、本会議の一問一答制の採用、一日一委員会の開催、調査研究費の領収証提出義務づけ、等々を実施してまいりました。

 その中で、議員定数については第15期次期選挙が実施されるほぼ1年前の9月議会には結論を出すために集中審議を行ってきました。

 審議の中では、議会の権能は果たせているか。財政状況から見て議員定数は適正か。個々の議員の資質向上、少数と精鋭、報酬や調査研究費は議員活動に必要な額になっているのか。議員定数削減によって市民の声が姿勢に反映しにくくなるのではないか。等々の意見が交わされました。

 その結果、議員定数は削減する。そして、定数は18名とする。という特別委員会の結論に至りました。
8 議会事務局関連
 提案事項

@ 議員の調査、研究、提案等の支援活動を行うよう研修を充実し事務局を強化
A 情報発信、調査、政策検討、記録などの人員の確保
B 議員出張に議会事務局職員の随行は必要かどうか検討する

 ● 議会事務局関連の改革案

内容@AB 事務局の業務内容を精査し、必要な担当の体制強化増員

9 議員研修・政務調査費
 提案事項

@ 政策作成能力アップを図るための議員研修を充実する
A 政務調査費において議員独自で調査研究できる分野の導入

 ● 議員研修・政務調査費関連の改革案

内容@ 議員親交会で検討する
内容A 議会として基準をつくり会派において運用を検討する

10 IT関連
 提案事項

@各部屋に設置のパソコンの有効活用方策を検討する

 ● IT関連の改革案

1、議会からの連絡事項を発信の希望に応じ試行的にメールで実施。
2、議会のホームページ立ち上げと同時に検討する
11 議会費の検討
 提案事項

@議員報酬等の電算化
A議会費全般の見直し
B議長車について
C議長交際費の慶弔規程の見直し
D湯茶について

 ● 議会費の検討関連の改革案

総ての内容 実態を精査して必要な事柄を実施する

12 会議場について
 提案事項

@全員協議会を本会議場で行う

 ● 会議場関連の改革案

内容@状況に応じて実施する。

13 職員からの提案
 提案事項

@本会議の放映(庁内ラン)
A総括質疑を年2回(3月と9月)

 ● 職員からの提案関連の改革案

内容@ 市長部局の判断を求める